れっかの、あるあるブログ

~いろんなことあるけど、前を向くのをやめないでね~

夢見るセブンイレブン

息子が生まれたのは11月下旬ですが、

あの頃は今と違って四季折々がはっきりしていて

異常気象もそれほど無かったのですが

病室から見る外はいかにも寒そうでした。

 

案の定、雪が12月にならないうちに

九州で降り出しました。

 

息子の誕生の悦びを大きな糧として、

主人は伊万里の物件調査、

何のかと言うと

セブンイレブンの開発部の方と交渉中でした。

 

 

本土にはいくらもできていても、

九州出店はまだまだこれから。

 

勿論、開始は福岡からで、

いくらやりたいと手を挙げても

配送ルートや、弁当・おにぎり・サンドウイッチ等の

主力商品を作る工場がないことには始まらないのです。

 

そりゃそうだ、ということも

分かっていないほど、

セブンイレブンをやりたい気持ちばかりが

先走っている我々でした。

 

 

福岡から徐々に下り、

佐賀の開発に乗り出していたので

長崎はまだまだまだまだ先のこと。

 

 

主人がここに至るまで

まずドトールコーヒーに打診しましたが、

どこかの会社と奪い合いになり、結果断念。

 

(余談ですが、ドトールコーヒー

ここ地元では好立地でありながら存続できませんでした。

 

もっと言えば、日本で初めてマックが撤退したり、

井上陽水のコンサートが

ガラガラとかの新記録・珍記録を生み出す、

街にはなれない町事情は、

南部には人口も所得も全く敵わない、

そんな北部の実態でした。)

 

ケンタッキー・フライド・チキンともなると、

個人事業主は門前払いでした。

やみくもに手を出すなということでしょう。

 

主人に諦める選択肢はありませんでした。

そこで着目したのが、セブンイレブンだったわけです。

 

 

生まれたばかりの子供の顔を見て、

伊万里進出に参入しようと

主人はその時、野心の塊でした。

 

意欲的に行動を起こし、伊万里に向かうその時間、

雪の降り方がひどくなっていく夕方でした。