れっかの、あるあるブログ

~いろんなことあるけど、前を向くのをやめないでね~

残念ながら

この日をきっかけに交際が始まった、とはなりませんでした。

 

ただ、今でこそ坂本龍一山下達郎大瀧詠一等有名ですが

 

ティンパンアレーを先頭にキャラメルママの作成に携わった、

このメンバーと関わりを持つ数々の天才的なミュージシャンが

続々と輩出されていったあの当時を知る人は

なかなか私の知り合いにいなかったところ、

 

おじゃましたこの場所、

ジャズのLPを200枚持っている目の前の人が知っていたのは

感動でした。

 

その人にとってもこの総動員ミュージシャンを

知っている人ってなかなかいなかったと思います。

 

 

あなたを好きです。

とまだ伝えていないけど

気がついているならどうかー

笑ってみせて

申し訳ない顔をするくらいならー

(leccaのあなたより)

 

 

翌週の勤務時間、その人は幸い、申し訳ない顔も別にせず

普段通りの笑顔でした。

 

 

東京から帰って来て、銀行にいると知った

その人の高校時代の友人が窓口に来ます。

 

窓口からその人の名前を呼び捨てで呼ぶ、

糸にゃんさんというその女性は

度々来てはランチに誘っていたので

きっと糸にゃんさんは

その人を好きなんだと思いました。

 

 

ある日の勤務時間中、

忙しくざわついている時に

来月の博多の社内旅行の宴会が終わった後、

二人でどこか行こうか、約束ね。

 

と言われました。

静かな時間帯だと、

聞く耳を立てている行員に気づかれるからでしょう。

 

でも、それ以来、何も

なーにもなく、あんなしゃきしゃきした

糸にゃんさんのような人がいいのかなー

と思っているうちに

社内旅行の日になりました。

 

銀行では何かにつけ

飲み会・食事会が多々あり、

今の若者のようにドライにあっさり断る時代ではなく、

常にその課であるイベントはmastでした。

 

その度にお金が何千円と飛んでいく、

全くバカげたこの習慣が

この課には根付いていました。

 

でも今回のイベントは、

あの時の、約束ね。が半信半疑で、

夢が叶いますようにという期待よりも

もう忘れているんじゃないかなー

というあきらめ感が強いまま

仕事を終えて、行員を乗せたバスは博多に向かったのでした。