れっかの、あるあるブログ

~いろんなことあるけど、前を向くのをやめないでね~

屋台のデートから、うわっ、朝帰りに...。

社内旅行のバスが博多に到着して、

営業課の宴会が始まりました。

 

豪勢な料理と共にいただくお酒が入ると、

日頃のみんなの厳しい表情もふわーっとほころび、

親睦を深め会ったり、

あの時は楽しかったねと共通の思い出になる今回の旅行も

仕事をしていく上で関係が良くなるのは確かにありました。

 

 

このざわざわしている中、不意に

行こう!とそっと言われ、誰にも気づかれないうちに

その人は私を連れ出し、

タクシーに乗り、博多の街へと繰り出しました。

 

その人は浪人中、博多にいたので場所に詳しく

と言うとなんか遊んでいたみたいに解釈されそうですが、

それはもう血のにじむ思いで猛勉強をしていたそうで、

その人にしたら思い出深い場所なのです。

 

私は初めて来た、屋台がずらりと並んでいる中で

おでんの旨いという屋台の椅子にその人と腰掛けました。

 

覚えていてくれたんだ。忘れてなかったんだ。

 

おでんは、そりゃ美味しかったです。

覚えてはいないけど、美味しかったに決まっています。

 

好きな人と初めての、こうして二人だけで

食べながら、お酒を飲みながら、

お喋りをして笑う顔を間近に見れる。

 

時間が止まればいいのに、

と心の中でつぶやいたのを今でも覚えています。

 

夜は深まり、

朝までやっているジャズの店で

何を話したのか、何をそんな延々と話せたものか...。

 

窓際から感じる空の明るさがだんだんと変わりながら、

 

当たり前ですが、朝帰りになってしまいました。

 

うれし、恥ずかしなんて言ってる場合じゃありません!

私たちは急いでホテルに戻りました。

 

そして、まだみんな寝ているだろうと思いきや

私の指定された団体の部屋のドアを開けたとたん、

 

みんなの視線がギュン!!と私に向けられました。

 

シレーっとした顔で「おはよう。」

と言うと「おはよう。」と言われました(汗)

 

ホテルを出る支度を済ませ、全員バスに乗り込みます。

 

ホテルのチェックアウトと同時に出発して、

銀行で解散です。

 

社内旅行は思いもせぬ朝帰りになり、

ホテルの部屋に一切お世話にならないまま

その場を後にしました。

 

バスの中では、

「お前、どこに行ってたんだ?」

と言う男性行員に答えず、

シェーバーでひげをそっているその人に

目をやり辛く、

バスの中では居心地の悪さと睡魔に襲われ、

終始眠っていました。