れっかの、あるあるブログ

~いろんなことあるけど、前を向くのをやめないでね~

夜になったら来る男

保育室に眠る我が子を見に行くと、

管を取り付けられ、ドーム型の保育器で眠っていました。

 

ただ寝ているだけですが、

 

ただ寝ているだけですが、

 

生命力を感じずにはいられませんでした。

 

 

小さいねえ、

 

小さく産んじゃったねえ、

 

といろんなことを考えましたが、

 

やっぱり、

 

 

生まれてくれてありがとうねえ

 

です。

 

 

その日は部屋に入り、真近に見ることができましたが、

翌日からは大きな窓から遠めに見るだけです。

 

そこに、赤ちゃんが入退院を繰り返しているお母さんが横に来て

私に覚悟しておいた方がいいですよ。

とおっしゃいました。

 

一か月早く生まれた分、

いろいろと弊害があるのだろうか・・・。

 

この方が、赤ちゃんと無事に家族として

過ごせないのが実例です。

 

入退院の繰り返しは大変だなー、と

一人思いながら

私は我が子を病院に残して先に退院しました。

 

しばらく実家にお世話になり、

母乳を搾乳して、毎日病院に行っては

娘に哺乳瓶で飲ませます。

 

ドームの保育器から出て

 

保育器ではおむつだけの裸ん坊でしたが、

管も外れて肌着を着た我が子を

初めてぎこちなく抱いてミルクを飲ませます。

 

それを毎日繰り返して、

日に日に順調に体重も増え一か月が経ち

標準体重、つまり

お腹にいるべき期間とほぼ同じ日に

無事に退院して

二人でしばらく実家で暮らす生活が始まりました。

 

 

そこで主人がとった行動は、

仕事が済んで夜になって、

玄関からではなく、私と娘がいる部屋の窓から入り、

朝まで過ごしてこそっと帰っていく、

夜になったら来る主人と

すやすやと眠る娘と三人で夜を過ごす毎日でした。

 

それほど子供が生まれたことが

嬉しかったのでしょう。

 

もちろん、私の親はこそっと来て、

こそっと帰る主人に気づいていて

庭に停めた車で帰る姿を見て笑っていました。