れっかの、あるあるブログ

~いろんなことあるけど、前を向くのをやめないでね~

当たり前が当たり前ではなくなっていく酒店。

この頃、大阪を拠点に

ディスカウントショップが

全国に展開するという情報が入り、

 

酒組合員たちが招集し、

経営コンサルタントがその事情説明や、

 

やがてはここ地元にも出店するであろうという講演に

参加した私は、驚愕の今後を想定しました。

 

 

講演が終わり別の部屋に移動して、

なぜかお弁当が手渡されます。

 

私はこの話を聞いた後に

むしゃむしゃとお弁当を頂く気にはなれません。

 

周りの皆さんは、平然とお弁当を食べながら、

ディスカウントショップは

全く問題視せず雑談をされている、

 

なーんでこんな無関心でいられるのか???

不思議で不思議でたまらない光景でした。

 

 

そして、

 

 

市内で組合員を辞めて

ディスカウントに加盟する酒屋が現れた途端です!

 

 

組合会員から

理事をしていたお義父さんにひっきりなしの電話が。

 

 

お義父さんは、その酒屋に説得に行くもむなしく

ディスカウントショップとして開店し、

 

客はそこに引き寄せられていく、

 

組合員の脱退はそこだけに留まりません。

特に、歓楽街が得意先の酒屋が

ディスカウントショップに変わった時点で

ライバル店は壊滅的でした。

 

 

あの時、なぜ平然と弁当を食べていられたんだ

と思ったのが、このような形で現実になりました。

 

酒屋だけでは生活が危うくなっていく一歩でした。

 

 

しかも、

地元の小さな酒屋が

ディスカウントショップになったところで、

全国チェーン店が出店すると一溜まりもありません。

 

 

満を持して、

他の酒屋から後ろ指を刺されてまで

ディスカウントショップに変えた

あの酒屋がどうなったかはわかりません。

 

 

とにかく、

当たり前が当たり前ではなくなる、

それを実際、ひしひしと感じる現象が起こりだします。

 

 

奥さんが店番をして、

酒屋しかしたことのない年配のご主人が

交通整理の旗振りのアルバイトをする、

そうでもしないと生活していけない

お酒屋さんもありました。

 

 

時代の一つの変化に

身に染みる思いでした。

 

 

 

そしてその頃、

私たちに降って沸いたような話が飛び込んで来るのです。