れっかの、あるあるブログ

~いろんなことあるけど、前を向くのをやめないでね~

やんごとなき一族

こうやってやんごとなき一族の

やんごとなき出来事がある中、

両店舗共に順調に売り上げを伸ばしていきます。

 

主人の店舗には日々全く敵いませんでしたが、

正月だけは決まって私の店舗が勝り、

 

主人も、正月だけは敵わんなーと

呆れていました。

 

最初は夫婦別々で店舗を運営することになり、

私はとても不安でしたが

 

案外一緒に仕事をせず、

距離を置くことで

夫婦としてのバランスが取れて

良かったのかもしれないと思いました。

 

しかし、

私が店とアパートの行き来だけに

ストレスを感じるようになり、

 

収入も大幅に伸びたのを理由に

バスで一区間で行ける

LDKのマンションに引っ越したい提案をしました。

 

今までの2DKとはさすがに広さがガラッと違い、

あまり乗り気ではなかった主人が下見に行って

 

日差しの良さが気に入り、

他に見学に来ていた人の前で

即決してやったぜ!

となんか自慢げでした。

 

こうやって親がガンガン仕事まみれの中、

希望していたマンションに無事に引っ越し、

 

大事な子供たちが通っていた幼稚園は

共働きの家庭の幼児を預かって頂くところでした。

 

園長先生のモットーは

勉強させないで下さいでした。

 

ですから2人共、小学校に入るまで

ひらがなの読み書きを知らず、

夏休みというのも小学生になって

初めての経験でした。

 

娘は小学生になり、

新しい友達と馴染んでいきながらも

時々、夜中に体を起こして泣き出し、

バタンとまた寝てしまう不思議な行動に心配しながらも、

朝になるとケロッとして登校して行きます。

 

息子は年中さんになり、

私の仕事が終わるころに合わせて

店の前に送迎バスを降りてきます。

 

そして、一緒にマンションに向かい、

帰るや否や

それぞれにやることが分担されます。

 

私は勿論、晩ごはんの準備、

 

そして息子は

大好きなジュウレンジャーごっこ

制服を脱ぐ間もなく6畳の畳の部屋で

思いっきり何役もこなす1人芝居が

始まりだします。

 

主人公の赤レンジャーになったり、

悪者になりきり「わっはっはっは」

と笑いだしたり、「キャーッ!」とか「危ない!」

「みんな、行くぞ!」と

ハチャメチャに暴れまくるのです。

 

下の階にいた方は、

文句ひとつ言わない方で助かりました。

 

ジュウレンジャーができない時があった時は、

 

「僕ねー、ジュウレンジャーごっこ

毎日しないと、どうにかなりそう。」

 

と言った息子の一言が

たまらなく愉快でした!

 

しまいには、

畳という原型をとどめていない、

粉を吹く状態になるありさまで、

 

まさに「熱中症候群」でした。

 

畳は無残な状態になってしまいましたが

その後のこの子の長所に繋がっていく原動力のひとつが

ここから始まったのではないかなと、

いろいろなことに挑戦を辞めない、

心優しい親孝行の息子に向けてこう思うのです。